
現役のプロ野球で1番いいキャッチャーって誰だろう

盗塁阻止率や守備率があるけど、何をもとにいいキャッチャーか判断すればいいんだろう
キャッチャーの良し悪しを判断するための守備指標として、盗塁阻止率や守備率が挙げられます。
しかし、キャッチャーの守備には配球やフレーミング、ピッチャーとのコミュニケーションなど、上記の指標には表れない能力も多く存在します。
そのため、良いキャッチャー・悪いキャッチャーを守備指標から判断することは難しいのが現状です。
そこで本記事では、キャッチャーの総合的な守備力を調べ、守りで貢献しているキャッチャーをランキング形式で発表します。
調査方針

本記事ではキャッチャーの防御率を集計します。
また、プロ野球2026年前半(オールスター前)のデータを使用します。
防御率を使用する理由は、そのキャッチャーが1試合マスクを被ると何失点するかを表し、総合的な守備能力を反映できるからです。
防御率は参考にならないという意見もありますが、プロ野球のように守備に大きな差がない場合は関係ありません。
また、ピッチャーの防御率では実際に良いピッチャーほど防御率が低くなります。これら理由より防御率は参考になる指標だと筆者は考えています。
しかし、キャッチャーの防御率はどうしてもピッチャーの影響が大きく、そのまま比較することはできません。
そこで、チーム防御率(自責点以外の失点を含む)との差分で比較することで、ピッチャーの能力による影響を排除します。
ランキング結果

対象はキャッチャーとしての出場イニングが200イニング以上の選手を対象にしています。
防御率とチーム防御率との差分は以下の通りになります。
| イニング数 | 防御率 | チーム防御率 | 差分 | |
| (日)進藤 | 237 | 3 | 3.66 | -0.66 |
| (広)持丸 | 452 | 2.99 | 3.52 | -0.53 |
| (ソ)海野 | 559 | 3.04 | 3.39 | -0.35 |
| (西)小島 | 375 | 2.95 | 3.25 | -0.3 |
| (中)石伊 | 551 | 3.27 | 3.53 | -0.26 |
| (楽)太田 | 490 | 3.84 | 4.09 | -0.25 |
| (阪)坂本 | 409 | 2.99 | 3.18 | -0.19 |
| (巨)大城 | 367 | 3.09 | 3.19 | -0.1 |
| (D)松尾 | 463 | 3.79 | 3.88 | -0.09 |
| (ロ)佐藤 | 600 | 3.89 | 3.96 | -0.07 |
| (巨)岸田 | 362 | 3.18 | 3.19 | -0.01 |
| (阪)伏見 | 229 | 3.18 | 3.18 | 0 |
| (ヤ)古賀 | 484 | 3.89 | 3.86 | 0.03 |
| (オ)若月 | 561 | 4.07 | 3.92 | 0.15 |
| (日)田宮 | 519 | 3.85 | 3.66 | 0.19 |
| (西)古賀 | 399 | 3.77 | 3.25 | 0.52 |
| (広)石原 | 207 | 4.74 | 3.52 | 1.22 |
チーム防御率に対して防御率が低かったのは日本ハムの進藤と広島の持丸、高かったのは広島の石原と西武の古賀です。
つまり、進藤・持丸がマスクを被ることで失点数が少なくなる→守備で貢献していると判断できます。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
「イメージ通りの結果だった」「全く違う結果だった」様々な意見があると思います。
もちろんこの結果が絶対ではありません。
冒頭でも触れましたが、キャッチャーの守りは指標に表れない能力が多くあります。
そのため、どの観点で評価するかで結果は大きく変わります。
そういった観点でもキャッチャーは奥深い、面白いポジションであると筆者は感じます。
本ブログでは他にも独自のデータ分析を実施しています。
以下の記事では「流れ」が本当に存在するのかを検証していますので、興味がある方はご一読ください。


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