公立高校で野球をするメリット・デメリットと選び方

思考法

高校を選ぶ際に

  • 野球だけでなく、将来のことも考えて高校を選びたい
  • 強豪校ではなくても、ある程度強い高校で野球をやりたい

このように考えている選手や、それを願う親御さんは多くいるはずです。そして、そのような方は公立高校の野球部も選択肢にあると思います。

しかし、公立高校を選ぶ際は

  • 公立高校で私立強豪校と対等に戦えるのか
  • 野球と勉強を両立することは可能なのか

などの不安要素が多くあります。私自身も高校選びで悩みましたが、結果的に公立進学校に入学し、県ベスト16入りを果たしました。

そこで、この記事では自身の経験をもとに、公立高校を選ぶメリットデメリット選ぶ際のポイントを解説します。皆さんの高校選びの参考になれば幸いです。

結論から言うと、公立高校をおすすめする人は

  • 将来野球で生活していくことは考えていない
  • 自分に必要なことを考えて練習できる
  • 野球は高校までだから、高校野球の3年間を充実させたい

このように考えている方です。

メリット

公立高校を選ぶメリットは、2つあります。

1つ目は少人数ということです。私立強豪校の野球部の場合は人数が多く、部員数が100人を超える高校も多くあります。また、人数が少ない場合は、入部できるのは「スポーツ推薦の生徒だけ」という事が多いです。

一方で、公立高校の野球部は、3学年で30人いれば多い方です。そして、人数が少ないことは決して悪いことではありません。人数が少ないと、練習の密度が高くなります

人数が多い場合、1軍と2軍に分かれての練習になります。すると、監督やレギュラーの先輩にプレーを見てもらう機会がなく、アドバイスをもらえません。そうでなくても、人数が多いと自分のプレーを見てもらう機会は少なくなります

このような理由から、「高校野球の3年間を充実させたい」と考えている人に対して、大所帯の私立高校はおすすめできません。

実際に私が1年生の頃は30人程度だったため、先輩と一緒にノックを受けたり、ペアで練習する事が多かったです。また、3年生は秋大会で県ベスト8に入るレベルでしたので、多くの技術を盗む事ができ、速やかに高校野球に順応できました。

もちろん人数が少なすぎると、私立強豪校と地力の差が生まれてしまいます。しかし、1学年10人前後いれば、実力のある選手が何人もいます。あとは、選手の努力の仕方指導者の力量次第です。

メリットの2つ目は、周りの人と学力が近いことです。私立の場合はスポーツ推薦があり、学力はあまり重要視されないため、学力にばらつきがあります。一方で公立高校は、受験に合格しなければならないため、周りの人と学力が近いです。

「将来野球で生活していくことは考えていない」方は、今後の進路について決まっていない方が多いと思います。そんなときに最も参考になるのはOBの進路です。しかし、学力にばらつきがあると、大学受験をする場合、OBの大学が目指しているレベルと異なり(上でも下でも)参考になりません。これは就職活動も同様です。

また、学力が近いと進路も似てくるため、切磋琢磨できる周りの人が多くなります。

もし将来、野球で生活していくつもりならば、スポーツ推薦は学力ではなく野球のレベルのため、OBの進路は参考になります。しかし、野球で生活していくことは考えていないのであれば、周りの人と学力が近い公立高校がお勧めです。

デメリット

公立高校を選ぶデメリットは2つあります。

1つ目は、スポーツ推薦がないことです。私立強豪校は上手い選手をスポーツ推薦で優遇することで、入部する選手の質がある程度保証されます。

しかし、公立高校の場合は学費の優遇はなく(公立校の学費は安いですが)、受験にも合格しなければなりません。そのため、入部する選手の人数や質にばらつきがあり、強さが保証されません。

2つ目は、指導者の交代が多いことです。私立強豪校では野球で実績を残した人が指導者になるケースが多く、授業を持たない人が多いです。

しかし、公立高校の指導者は、大学で教職課程を修了した高校教師です。稀に外部の指導者もいますが、基本的には授業をする高校教師です。そのため、野球の経験や知識、人脈が劣る事が多いです。

また、公立高校の指導者は結果を残しても異動があります。基本的に高校教師は6~10年で異動になります。そのため、在学中に指導者が変わる可能性が高くなります。高校野球は指導者の力量による部分が大きいため、指導者が変わりやすいというのはデメリットです。

公立高校を選ぶ際のポイント

以上のメリットとデメリットをもとに、公立高校を選ぶ際のポイントを紹介します。

1つ目は、自分に合う、もしくは少し上の偏差値の高校を選ぶことです。理由は、周りに学力が近い人が増えるからです。偏差値が高い公立校では勝てないと思っている方も多いかもしれませんが、偏差値が高くても強い公立校は多くあります。

千葉県でいうと、公立校ながら船橋高校(72)は2021年春に県ベスト4、検見川高校(59)は2018年春と夏に県ベスト4に進出しています。(カッコ内は偏差値)その他にも私立校を破ってベスト8、ベスト16に進出する公立校は多くあります。ぜひ調べてみてください。

2つ目は、部員数が1学年10人前後いることです。メリットを解説する際に触れましたが、1学年10人前後いれば、実力のある選手が何人もいます。部員数は大会の選手名簿や学校のHPである程度わかるため、調べてみてください。

3つ目は、指導者の指導力があることです。指導者の指導力は、チームの強さに直結するため重要です。しかし、指導者の指導力を判断するのは難しいです。個人的には、過去5年でチームを県ベスト16に導いているかどうかが目安になると考えています。その他にも、秋大会の戦いぶりや、ネットの情報をもとに総合的に判断するのが妥当でしょう。しかし、繰り返しになりますが、指導者の指導力を判断することは難しいため、上記の偏差値と、部員数をメインに判断するとよいでしょう。

ちなみに、練習環境はそこまで重視しなくてよいと考えます。理由は、どの公立高校でも最低限の練習環境は確保されているからです。内野1面確保できない、グラウンドに草が生えているなどは問題です。しかし、そのようなことはなく、ウエイトトレーニング場も他部活と共用になりますが十分な設備があります。以上の理由から、練習環境はそこまで重視しなくてよいと考えます。

まとめ

今回は公立高校の野球部を選ぶメリットとデメリット、選ぶ基準について紹介しました。公立高校は練習環境が私立高校ほど充実していませんが、必要最低限の練習環境はあります。そして、強くなるには練習環境よりも、選手自身が正しく努力できるかどうかです。そのためには指導者の指導力も大事ですが、選手自身も情報を集めることが重要です。このブログでも練習方法や考え方を紹介して、選手の皆さんの力になれたらと考えています。また、現代は情報で溢れかえっているため、情報の取捨選択が難しくなっています。そこで、正しい情報の見分け方を以下の記事で紹介しています。ぜひ、ご一読ください。

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