
昔の野球漫画を読みたいけどいい漫画ないかな?

昔の野球漫画って熱血のイメージだけど実際はどうなんだろう
「ダイヤモンドの功罪」や「ドラフトキング」など、最近の野球漫画は面白いものが多いですよね。
少し前に完結した「ダイヤのA」やセカンドシーズンに突入している「MAJOR」なども根強い人気を誇っています。
しかし、昔の野球漫画にも面白い作品が多いことはあまり知られていません。
そこで今回は、元高校球児で野球漫画大好きな筆者が、10年前に連載してすでに完結している野球漫画を3つ紹介します。
今回紹介する野球漫画の巻数と、得られる知識量は以下の表の通りです。
どれも面白くておすすめですので、ぜひ自分に合った漫画を手に取ってみてください。

砂の栄冠

- 作者:三田紀房
- 巻数:全25巻
- 連載期間:2010年〜2015年
あらすじ
舞台は埼玉県立樫野高校野球部。同校は夏の県大会決勝まで勝ち進むも逆転負けを許し、あと一歩のところで甲子園出場を逃します。
そして、2年生で唯一レギュラーだった七嶋が新チームの主将に就任。
前チームと比較して戦力が大幅にダウンしたため、甲子園を諦めた七嶋でしたが、野球部のファンである老人の寄付金、甲子園観戦中の出会いにより、再び甲子園を目指す物語です。
特徴
作者は「ドラゴン桜」や「インベスターZ」の作者でもある三田紀房です。
受験や投資といった社会のリアル、仕組みを描く作品が特徴的です。また、具体的な情報や技術を盛り込むため、作品にリアリティがあります。
本作品もお金や大人の事情など高校野球のリアルを描いており、「熱血」や「青春」のような描写はあまり見られません。
この漫画を通じて、筆者はこれまで意識したことがなかった「自分の見せ方」を意識するようになりました。
印象に残ったシーン

判定にバラつきがある主審に対して、相手バッテリーは不満そうな態度を見せます。
一方で七嶋はキャッチャーに対して、ボールの判定でも不満そうなアクションは見せないように指示。すると徐々に主審の判定が七嶋に対して甘くなり、球場全体が樫野高校の応援ムードになります。
結果的に試合を有利に進められるようになり、七嶋の思慮深さが表れたシーンです。
技術だけではなく、審判や観客など様々な要素が勝敗を左右する、高校野球の仕組みに焦点を当てた「砂の栄冠」を象徴するシーンです。
ラストイニング

- 作者:中原 裕
- 巻数:全44巻
- 連載期間:2004年~2014年
あらすじ
舞台は関東某県にある私立彩珠学院高校野球部。甲子園初出場で初優勝を果たした過去がありますが、近年は1、2回戦での敗退が続いています。
そこで、13年前の同校野球部キャプテンで、現在は悪徳商法で留置所にいる鳩ケ谷に新監督の依頼が来ます。
この鳩ヶ谷がチームを率いて、自身の経験に基づいた独特な理論を選手に教え込み、甲子園出場を目指す物語です。
特徴
この漫画の特徴は、なんといっても監督が主人公という点です。
「さわやかさ、ひたむきさ、正々堂々、この3つは諸悪の根源なので禁句」
というセリフがあるほど、鳩ヶ谷はTHE・高校野球が嫌いですが、野球の知識や人の心理を読む能力に長けています。
少し特殊に感じるかもしれませんが、学校や選手の設定は特別ではなく、リアルな高校野球が描かれています。
野球の技術や知識、練習方法の描写が多く、万人におすすめというよりは、野球経験者がハマる作品です。
印象に残ったシーン

新チームが結成されてすぐの練習試合、鳩ヶ谷は選手に対して「1イニング1失点ずつしてこい」と指示を出します。
あまり聞いたことがない指示ですが、これにも鳩ヶ谷の意図がしっかりと込められています。
このようにラストイニングは、突飛な話に思えて実は裏付けがされているという場面が多いです。
また、知識的な面だけでなく、ストーリーも面白いのでオススメです。
ちなみに1イニング1失点ずつしてこいという指示の意図は、ぜひ自分で確かめてみてください!
ヤキュガミ

- 作者:クロマツテツロウ
- 巻数:全4巻
- 連載期間:20016年~2017年
あらすじ
主人公は都立の中学校に通う白戸大輔。
白戸は背が小さく、家も貧乏ですが、野球の才能はピカイチです。そんな白戸の目の前にある日、野球の神様と自称するおじさんが現れます。
そのおじさんと二人三脚でプロを目指し、自分より恵まれた体格・環境で育った選手を相手に、白戸が下剋上を見せる物語です。
特徴
「ドラフトキング」や「ベー革」など、最近注目されているクロマツテツロウの作品です。
先述の2作品とは異なり全4巻と巻数は多くないため、気軽に読める作品を探している方におすすめです。
作中で「野球は究極の個人競技」と表されており、とにかく白戸が無双します。体格や環境のハンデをモノともしない白戸のプレーに胸が熱くなる物語です。
印象に残ったシーン

同地区のスーパースター森本との対戦が決まったシーン。森本は体が大きく、スカウトにも注目される選手である一方、白戸は体が小さく、無名の中学生です。
野球をやるうえで、体が大きい方が有利であることは間違いありません。それでも自分が積み上げてきた努力を疑わず、森本相手でも怯まない白戸の姿勢がとにかくカッコいいです。
ハンデを背負った主人公が無双するタイプの野球漫画は、最近ではあまり見かけません。この漫画なら手軽に読める巻数ながらもアツくなれる、十分に楽しめるためオススメです。
まとめ
昔の野球漫画は連載が終わっているため、話題になることはほとんどありません。
それでも、今回紹介した作品のように、昔の野球漫画でも面白い作品は多くあります。
たまには趣向を変えて昔の野球漫画を読むのも面白いと思います。ぜひ本記事で紹介した作品を手に取ってみてください。

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