埼玉県の高校野球は近年、浦和学院や花咲徳栄などの私立高校が甲子園に出場するなど、活躍が目立っています。
しかし、埼玉は公立高校でも強豪校が多く存在し、私立高校相手に健闘しています。
そこで今回は直近5年の戦績をもとに、公立高校の強豪番付を作成します。
中学生の高校選びの参考になれば幸いです。
また、このブログでは高校で野球をする人の進路の決め方を紹介しています。
興味がある方はぜひご一読ください。

番付の決定方法
番付は春季・夏季・秋季大会の戦績をもとに作成しています。
具体的には、春季・秋季大会は県大会本戦での勝利数、夏季大会は3回戦以降の勝利数を点数化しています。
また、ベスト16以上は成績に応じて追加で点数を付与し、番付を作成しています。
春・秋の県大会本戦、夏3回戦以降の勝利数ですので、この番付に名前のある高校は実力校であるといえます。
番付(2020秋〜2025夏)
番付 | 高校 | 点数 |
横 綱 | 上尾高校 | 49 |
大 関 | 大宮東 | 32 |
関脇 | 市立川越 | 28 |
狭山清陵 | 23 | |
小結 | 川口市立 | 19 |
川口 | 17 | |
前頭筆頭 | 大宮北・川越工業 | 14 |
滑川総合 | 13 | |
前頭2 | 春日部東・坂戸 | 12 |
松山 | 11 | |
市立浦和・伊奈学園総合・熊谷商業 | 10 | |
前頭3 | 大宮南 | 9 |
不動岡 | 5 | |
越ヶ谷 | 4 | |
浦和・川口工業・川口青陵 川越西・北本・久喜北陽・所沢 | 3 |
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番付に名前が上がったのは24校でした。
横綱の上尾高校は、埼玉高校野球における公立高校の雄として圧倒的な強さを誇っています。
実力・人気ともにすさまじく、高校野球界全体で見ても存在感のあるチームと言えるでしょう。
大関の大宮東高校もコンスタントに県大会の上位に進出しています。
上尾高校にひけを取らず、私立強豪校の対抗馬となっています。
市立川越は関脇の位置。
2022年春、2023年春、2025年春にベスト4に進出するなど、近年存在感が増しているチームです。
小結はどちらも川口市の高校です。
最近では市立川口のほうが勢いがある印象ですが、川口高校もコンスタントに本戦に出場しており、実力のあるチームです。
前頭筆頭の滑川総合はジャイアントキリングで印象に残るチーム。
2025夏はAシードの浦和学院を破ったのは記憶に新しいですが、2022秋にもAシードの花咲徳栄を破っています。

前頭2の伊奈学園総合は2024秋、2025春にベスト16入りを果たし、2025夏はベスト8入りと前チームで大きく躍進を見せました。
また、市立浦和は進学校ながら、コンスタントにベスト16入りを果たしている実力校です。
前頭3は北から南、工業高校から埼玉御三家の名門校まで多種多様。
いずれも私立強豪校と戦うポテンシャルはあるため、今後どのチームが上位に食い込んでいくのか、非常に楽しみです。
まとめ
冒頭でも触れましたが、この番付に名前のある高校は本戦で勝利するようなチームですので、ポテンシャルは十分にあります。
番付を見てわかるように多種多様だからこそ、自分にあうチームが見つかるはずですので、野球だけでなく、勉強も頑張りたいと思っている方はぜひ一度チャックしてみてください。
また、番付に名前がない高校でも、本戦に進めないだけで力のある高校は存在します。
ぜひ自分の目で確かめて高校選びを行ってください。

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