「セカンド送球の教え方がわからない」
「キャッチャー未経験だから正しいセカンド送球がわからない」
少年野球の指導者や保護者の皆さんは、このような悩みを抱えていませんか?
小学生の段階で誤った指導を受けると、将来の可能性を狭めてしまうリスクがあります。
そこでこの記事では、高校まで10年間キャッチャーとしてプレーした筆者が、将来伸びるキャッチャーになる指導法を科学的根拠も踏まえて解説します。
ポイントは強く投げることとワンバウンドで投げることです。
捕ってから遅くても強く投げる

ゴールデンエイジの最適解
セカンド送球を教えるとなると、「捕ってから速くする練習をしよう」と考える方も多くいるかと思います。
しかし、少年野球のセカンド送球において、捕ってから遅くても強く投げることが重要である理由を解説します。
理由は、今しか伸ばせない能力を伸ばすためです。
小学生はゴールデンエイジの期間であり、基礎運動能力を鍛えるのに最適な期間です。
そのため、強く投げることで正しいフォームで基礎肩力とコントロールを効率的に鍛えられ、セカンド送球のレベルを上げられます。

将来伸びる理由
一方で、中学・高校生はゴールデンエイジの期間が終わるため、基礎運動能力を鍛えるのに適した期間ではなくなり、基礎肩力とコントロールによるセカンド送球の向上は見込めません。
しかし、中学・高校生は筋トレや捕ってから速くする技術を身につけることで、セカンド送球のレベルを上げられます
つまり、中学・高校生からでも伸ばせる「捕ってから速くする練習」よりも、正しいフォームで強く投げることが重要ということになります。
ワンバウンドで投げる重要性

ワンバウンドで投げる理由
小学生でも2塁にノーバウンドで届く選手もいると思いますが、そんな選手もセカンド送球はワンバウンドで投げることが重要です。
理由は、上に投げるクセをつけないためです。


ワンバウンドで投げる場合は、低い軌道で投げるため、図Aのようなフォームになります。
一方で、小学生がノーバウンドで投げる場合は、図Bのように上に投げることで届かない分を補います。
この上に投げるクセが将来的に大きな足枷になります。
上に投げるクセの将来への影響
中学・高校生になると身体が大きくなり、肩も強くなるため、低い軌道で2塁に届くようになります。
その時に上に投げるクセがついていると、送球が浮いてしまいます。
送球が浮いた場合、ベース真上の時と比べて、タッチまでに約0.3秒かかります。
ちなみに、本塁から2塁までの送球到達時間は以下の通りです。
- 100km/hの球で約1.39秒
- 130km/hの球で約1.07秒
つまり、0.3秒を縮めるためには送球を100km/hから130km/hにする必要があります。
セカンド送球においてコントロールが重要な理由は以下の記事で詳しく解説しているため、興味がある方はぜひご一読ください。

このように上に投げるクセは今後大きなハンデになってしまうため、小学生の段階ではセカンド送球はワンバウンドで投げるべきです。
セカンド送球の教え方 まとめ

セカンド送球を教える際に大事なことは「強く投る」「ワンバウンドで投げる」の2つです。この2つを意識することで、セカンド送球の基礎的な能力を鍛えることができます。
小学生で基礎的な能力を身に付けたうえで、中学・高校の上のステージで必要な技術を身につける指導がオススメです。
以下の記事では、中学・高校生向けの捕ってから速くする方法を紹介しています。興味がある方は是非ご一読ください。


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