2023年 千葉県公立高校 野球部紹介

高校野球情報

2023年の千葉県秋季高等学校野球大会を観戦して、印象に残った公立高校を紹介します。

高校でも野球をやりたいと思っている方の進学先選びの参考になれば幸いです。

※この記事の内容は、筆者が観戦した感想と雑誌やネットの記事を参考にしています。実際にインタビューしたわけではないため、多少の誤りはご容赦ください。

幕張総合高校

画像引用:Wikipedia
  • 直近5年夏大会最高成績:2023年ベスト16
  • 偏差値:65(参考:みんなの高校情報
  • 部員数:43人(うち4人マネージャー)

秋戦績

予選
〇 6-5鎌ヶ谷(予選1回戦)
〇 7-6銚子商業(代表決定戦)
本戦
〇 4-3西武台千葉(2回戦)
● 0-1専修大松戸(3回戦)

秋大会

夏はプロ注目投手の早坂響を擁してベスト16に進出しました。夏のレギュラーは全員3年生だったため、新チームになって戦力が下がるかと思われましたが、秋も銚子商業、西武台千葉と強豪校を破りベスト16に進出しました。

西武台千葉戦と専修大松戸戦の2試合を観戦して、チームの雰囲気も良く、考えて野球をやっている印象を受けました。特にバッテリーは、試合中も会話をしている場面がよく見られました。

選手情報

エースでキャプテンの須田くんは、ランナーを出しても我慢強く投げられる投手です。特に専修大松戸戦では何度もピンチを招きましたが、粘り強く投げ、8回1失点で完投しました。コースを丁寧につくピッチングができるため、冬を超えて球速も上がれば、強豪校も手を焼く投手になると思います。

ショートの中橋くんは3番を打ち、柔らかいバッティングが印象的ですが、パンチ力もあり、専修大松戸戦ではもう少しでホームランのファールを見せました。強豪校の打者と比べても見劣りしません。

キャッチャーの安田くんは4番打者も務め、140キロ越えの球にも負けない力強いスイングが魅力的です。キャッチャーとしてもインサイドをうまく使い、須田君をリードしていました。

チーム情報

今年のドラフト注目選手になった早坂くんですが、早坂くんの投球指導を主に行ったのは北川トレーナーというパーソナルトレーナーです。パーソナルトレーナーと聞くと「早坂くんが個人的に指導してもらった」と考えてしまうかもしれませんが、早坂くんに北川トレーナーを紹介したのは幕張総合高校の柳田監督です。

柳田監督は北川トレーナーに限らず、チームのメンタルや食事に関しても外部の専門家に指導をお願いしています。このように柳田監督は幅広い人脈を持ち、山梨学院や明秀日立、健大高崎などの強豪校と練習試合を行っています。グランドも専用グランドがあり、成長するには十分な環境です。

早坂響投手 千葉・幕張総合高 なぜドラフト候補へ 150キロ右腕へ急成長の秘密は | NHK
【NHK】専大松戸高校の優勝で幕を閉じた、夏の高校野球・千葉大会。この大会では、公立高校に突然現れた150キロ右腕に注目が集まりました。幕張総合高校の早坂響投手です。キャッチャーから転向して1年足らずで、ドラフト候補と言われるまで急成長しました。その飛躍の秘密を、担当記者が探りました。

四街道高校

画像引用:Wikipedia
  • 直近5年夏大会最高成績:2018年ベスト16(西千葉ベスト8)
  • 偏差値:52(参考:みんなの高校情報
  • 部員数:52人(うちマネージャー8人)

秋戦績

予選
〇 12⑦3茂原(予選1回戦)
〇 4-1中央学院(代表決定戦)
本戦
● 2-7西武台千葉(1回戦)

秋大会

四街道高校は秋大会を制した中央学院を予選で破り、本戦に出場しました。夏のレギュラーで新チームに残っているのは中野くんだけですが、それでも中央学院を破ることからもチーム層の厚さを感じます。

1回戦で西武台千葉に敗れましたが、四街道らしさが見られた試合でした。その1つが投手の継投です。先発の麻生くんが不調だったため、蒲原くんに早めの継投を行いました。その蒲原くんが好投し、その後も継投で最後まで守りました。公立校はエース1人に頼りがちですが、古谷監督の思い切りのいい継投はトーナメントで勝ち上がることを見据えての采配のように感じました。

選手情報

サードの中野くんは、前チームからレギュラーとして出場しています。新チームではクリーンアップを打ち、鋭いスイングとミート力が印象的でした。守備も強肩に加え、スローイングが安定しています。私立強豪校でもレギュラー争いに加われるレベルの選手で、チームメイトにとっても参考になりそうな選手です。

ショートの川俣くんは、1年生ながら内野の要となる選手です。守備範囲の広さはもちろん、捕ってから投げるまでが速く、小柄ながら送球にも力強さがあります。打撃面ではパンチ力があり、非常に印象的な選手です。

チーム情報

部員数が多く、ルールが厳しそうと感じる方も多いかと思いますが、丸刈り廃止や練習着自由などの改革を積極的に進めています。また、遅延再生アプリの活用や、投内連携の練習ではブラスバンドの録音を大音量で流すなど、工夫を凝らした練習を行っています。専用のグランドがあり、古谷監督も柔軟な考えを持っている印象を受けるため、成長するために必要な環境は十分にあると思います。

「Z世代」をマネジメントするには? 自主性を尊重する「四街道高校」監督の金言に納得 | LIMO | くらしとお金の経済メディア
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安房高校

画像引用:Wikipedia
  • 直近5年夏大会最高成績:2018年ベスト16(東千葉ベスト8)
  • 偏差値:58(参考:みんなの高校情報
  • 部員数:18人(うち3人マネージャー)

秋戦績

予選
● 3―6千葉日大一(予選1回戦)
〇 16⑤2東葉(敗者復活戦1回戦)
〇 2-1袖ヶ浦(代表決定戦)
本戦
● 1⑤11習志野(1回戦)

秋大会

安房高校は、予選で夏Bシードの千葉日大一に食らいつくも敗れましたが、敗者復活戦で袖ヶ浦に競り勝ち、本戦出場を果たしました。

本戦では習志野にコールドで敗れました。ただ、今秋の習志野は打撃力が高く、その後の千葉英和戦、千葉明徳戦でも11得点(千葉英和5回コールド、千葉明徳8回コールド)を挙げています。また、5回に一挙7失点を許しましたが、それまでは粘り強い野球を見せ、観戦していて点差ほど力の差は感じませんでした。

選手情報

ショートの福原くんは、守備で非常にいい動きを見せていました。バウンドを合わせる際の足運びや、捕ってからスローイングまでの流れもスムーズでセンスが光ります。内野の要としてふさわしい選手だと思います。

チーム情報

安房高校の選手は習志野高校の選手と比べると体も小さく、球速やパワーに差を感じますが、堅い守備や揺さぶりをかける走塁など、できることをしっかりやろうとしている印象でした。また、試合以外でも挨拶から全力疾走まで、徹底されている印象を受けました。観戦したのは習志野戦の1試合だけですが、見ていて応援したくなるチームです。

少子化と野球人口の減少により、選手層の薄さは多くの高校が抱える課題だと思います。安房高校も秋大会は選手が15人と少ないですが、その中でやれることをやり、勝ちあがるチームを作れる高校です。地元で野球をやりたい、文武両道で頑張りたいと考えている方は安房高校で成長できると思います。

まとめ

今回は2023年の千葉県秋季高等学校野球大会を観戦して、印象に残った公立高校を紹介しました。以下の記事で秋季大会の総括をしています。興味があればぜひご一読ください。

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